呆けて 呆けて 踊り狂って 夢の中
カラコロDanceプロジェクト
パーソナルセッションおうち劇場・撮影:LINA
カラコロダンスは、からだとこころがコロコロ転がるように楽しくおどる場になるようにという思いを込めて救った造語です。
年齢、障害の有無、ジェンダー、国籍などあらゆるボーダーを超えて「おどる」を楽しむ場を創造していきます。
今まで、認知症をの方を含む高齢者のグループ、しょうがいを持った成人や児童のグループ、認知症のグループや個人セッションなどを年間100本以上のワークショップを行ってきました。その場に集った人々に合うようにプログラムを構成して、あらゆる人が共におどるを楽しみながらつながりこころ豊かに生きるお手伝いをしていきたいと思っています。
活動歴
1996年よりしょうがいを持った方へのダンスワークショップを行う。2004年の開所から社会福祉法人ほどがや地域活動ホームゆめにおいでしょうがいを持った方の成人向けのダンスワークを月2回続けている。また、法人が行うフレンドサポート事業(小学1年生~高校3年生の学齢障害児の余暇活動の場)のダンスワーク(ゆめであそぼう)を事業開始より担当している。
また、2000年(ポラーノの広場の詩)と2004年(かみさまからの贈りもの)には当時ダンスワークショップをおこなっていた知的しょうがい者施設のメンバーと共に舞台発表を行う。
2012年から2018年はチーム気生根に所属し主に都内近郊の有料老人ホームにおいてダンスセラピーを行う。チーム独立後は、オリジナルグループダンスプログラム(カラコロDance)をアクティビティとして高齢者施設で年90本以上のセッションを実施している。
おだわら文化事業実行委員会実施する障がいのある人もない人も、互いに、その人らしさを認めあいながら、共にダンスを創る「スクランブル・ダンスプロジェクト」(1回から5回)では、初期講師を務めた大野慶人のサポートも行う。
2018年よりママさんセッション(現在休止中)とおうち劇場と名付けた認知症の方のためのパーソナルプログラムを実施。おうち劇場は、認知症等があってもアートを通じて豊かに生きることができる在宅での生活の新しいあり方の創出を期待されて、2020年度の公益財団法人横浜市芸術文化振興財団のクリエイティブ・インクルージョン活動助成(芸術と社会の関係から生まれる創作活動を支援)の対象となっている。
2019年からは、秦野ひまわりヨガ道場を主宰する舞踏家ゆふがお きららさんの誘いで命を大切にをテーマにノーボーダー、ハンディーあるなし、国籍、年齢関係なく、壁を作らず、垣根のないボーダレスな場「舞踏で遊ぼうカフェ!」(ブログ記事はこちらvol1.vol2)を不定期に行う。
2019年よりそれまでの活動をカラコロダンスプロジェクトと名づけてよりノーボーダーなおどる場をつくっている。
パーソナルプログラム「ママさんセッション」のご家族からのメッセージ
認知症により普段の生活は介助を必要とするようになってしまっいましたがが、逆に認知症になり視野が狭くなったおかげで自分が気持ちいいと感じる音楽に合わせての舞に没頭できるようになり、健常時の気恥ずかしさで他人の目を気にして表現が制限されることがなくなりました。 最近、老化により脚があまり強くなくなってしまい、立った状態で長い時間昔のように踊ることが難しくなってきましたが、元気なころから続けているフラダンスのレッスンは習い続けているので、このセッションでは、脚力強化よりも自己表現にの時間に良いと思っています。 認知症の脳の特徴で、その日の気分により、好む音楽や好む動きが変化するので、やはりパーソナルで臨機応変なレッスンが良いと思っています。